とある若手執行役員の日記

とある会社の若手執行役員の日記です。

少年野球の監督 ほめてほめてほめまくる

先月、少年野球でお世話になった監督(今はもう監督をしていませんが)に何年かぶりに再会しました。

 

最後にお会いしたのはたしか高校を卒業してすぐでしたから、もう8年も前になります。

 

監督は既に70歳を超えていますが、とても元気で、声の大きさは相変わらずでした。

 

僕はこの監督の指導法に大きな影響を受けました。

 

監督はとにかくほめる。絶対に怒らない。とにかくほめてほめてほめまくる。

 

そのへんのことを久しぶりに再会した際に聞いてみました。

 

「監督って絶対怒らなかったですよね?三振しても、エラーしても怒られた記憶は一切ありません。チャンスで三振した時も、怒るわけでもなく、悲しむわけでもなく、とにかく前向きに改善点を指導してくれましたよね。」

 

監督

「うん。少年野球ってさ、まあ、少年野球なんだよね。子どもがやる。少年野球の監督の役目って、とにかく野球を好きになってもらうこと。僕は監督という立場だったけど、小学生の選手より人間的に上なんてことは絶対にない。みんな平等。ただ、僕のほうが長く野球をやっているから、選手たちより野球を知っている。アドバイスをするっていうのも僕の役割の一つだった。僕がそう思っていても、子どもたちはやっぱり監督は偉いって思ってるよね。僕がスタメンを決めるし、代打とかピッチャーの交代とかも僕が決める。だから、子どもたちはミスを避けるようになっちゃう。これは当時も君たちに伝えたと思うけど、ミスはしてもいいんだよね。大事なのはミスから何か学ぶこと。だから僕は選手がミスしたら、そのミスを次の成功に繋げられるようにアドバイスをする。気づきを与える。これが本当に大事。でも、その前に怒ってしまったら、子どもたちはもう僕の話なんて聞かない。ああ、怒られちゃった。それでシュンとしちゃう。または、なんで俺が怒られなきゃいけないんだ、と逆ギレする子だっている。そうなっちゃうと、僕のアドバイスなんて全然意味がなくなっちゃう。まずはミスをして落ち込んでいる子どもたちに前を向かせる。そのためには絶対怒ったらだめ。まずは気持ちを落ち着かせ、前向きな気持ちにさせる。そうすれば子どもたちは僕のアドバイスを前向きな気持ちで聞けるようになる。僕のアドバイスが100%正しいなんていうつもりはないけど、自分のプレーを別の視点から見つめるという意味では、大人の意見を聞くというのは絶対にプラスになる。僕のアドバイスを最大限にプラスにするためにも、怒ってはだめなんだよ」

 

「おそらく監督がグラウンドに来るだけで、雰囲気がガラッと変わってしまうチームもあると思います。でもうちは監督がとにかく場を明るくしてくれた。練習中に冗談を言う。コーチはもちろん、見学している親たちまで巻き込んで、練習を楽しいものにしてくれましたね」

 

監督

「うん。さっきも言ったけど少年野球って子どもたちのものなんだよ。僕たち大人のものじゃない。そして、少年野球の役割って、技術とか精神力とかそういうことも磨いていかなきゃいけないけど、一番は子どもたちに野球を大好きになってもらうこと。少年野球が楽しかったから、中学に行っても野球を続けたいという子どもを多く育てること。だから、僕は野球を苦しいものだとは思ってほしくなかったの。野球は楽しくて、面白いものだと思ってもらえればそれでいい。だって、楽しいこと、面白いことは続けられる。楽しい、面白いから努力できる。もっと、もっと上手になりたいと思う。たくさん練習すればどんどんうまくなるじゃん」

 

特に最後の「だって、楽しいこと、面白いことは続けられる。楽しい、面白いから努力できる。もっと、もっと上手になりたいと思う。たくさん練習すればどんどんうまくなるじゃん」が特に印象に残りました。

 

監督はとにかくほめ上手で、監督にほめられるともっとうまくなりたいと思う。あれはすごくいい流れだったと思います。そして僕たちは勝手に努力するようになって、どんどんうまくなっていった。最終的には県大会で優勝して、僕は県選抜にも選ばれた。それでもっと自信がつきました。

 

野球に限らず、自分で考えて練習できる人は伸びます。誰に言われるでもなく、自分で勝手に努力できる人は伸びます。その大前提が、「好きかどうか」なんですね。

 

好きなことには熱中できる。苦しい練習だって乗り越えられる。自分からすすんでどんどん努力するようになる。そうするといつの間にか上手になっている。これって本当に理想的だと思います。

 

僕はまだ子どもはいませんが、将来子どもができたら、監督から教わったことを思い出して、「好きを伸ばす」を大事にしたいと思います。

 

では!!